車 故障 マーク 意味

皆さんが乗られている車には、車の異常を警告するマークがあるのをご存じですか?
と言っても、そんなに頻繁に出るものではないので見たことがない人もおられると思います。しかし、車はいつか故障するものです。なので実際にマークが出てきた時に焦らない為にも知っておいた方がいいものです。
今回は異常を警告するマークの説明をしていこうと思います。
・マークが出る場所
まず最初にそのマークがどこに出るかです。これは車によって場所が違う場合もありますが、基本的にメータ内に出てきます。
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これは、とある車種の一例です。この中で異常を警告するマークは①、②、③、④、⑤、⑥⑰、⑦、⑧、⑨、⑩、⑫、⑬です。
これだけでも非常に数が多いです。というのも最近の車は電子制御の部品が多く、それだけに異常を警告するマークも増えるという事です。
これだけあるとよくわからなくなると思うので、その中でも特に出たらすぐに修理に出した方がいいマークをご紹介します。
①ブレーキ警告灯
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このマークは見覚えありますよね。「サイドブレーキを踏んだら出るマークだから問題ないのでは?」と思う人もいると思います。しかし、このマークはサイドブレーキを踏んだかを知らせるだけではありません。
・ブレーキ液不足
ブレーキは基本的に油圧の力でブレーキを効かせます。しかし、ブレーキホースやブレーキパイプの破損等でブレーキ液が無くなり、油圧不足でブレーキが効かなくなることがあります。
なので、ブレーキ液が少なくなった事を知らせる役目があります。
これはブレーキが効かなくなる可能性が高いので非常に危険な状況です。
・センサーの故障
上記でも説明しましたが、ブレーキ液が少なくなった事を感知するセンサーがあります。このセンサーが故障して出ることもあります。
・ABSの故障
ABSが故障した場合に「ABS警告灯」が出ます。これは後で説明しますが、このマークが出た時に一緒にブレーキ警告灯がつくこともあります。
車の故障で一番あってはいけないのがブレーキ系統の故障です。車が止まれなければ最悪の場合人を殺してしまうこともあります。とにかくこのマークが出たら直ちに止まり、車屋さんに修理をお願いしてください。
②バッテリー警告灯
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もう見るからにバッテリーに問題があるようなマークがバッテリー警告灯です。
しかし、厳密に言えばバッテリーに問題があるわけではありません。車にはオルタネーターという発電部品があります。そこで発電された電気を使ってバッテリーを充電しながら走る仕組みです。
しかし、オルタネーターの故障や、オルタネーターを動かしているベルトが切れて充電できない場合にバッテリー警告灯が出ます。
こうなるとエンジンが止まり、車が動かなくなります。
③油圧警告灯
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このマークはエンジンの油圧不足が起こると出るマークです。
主な原因としてエンジンオイル不足、オイルポンプ等の故障で出ます。
このマークが出るとどのような事が起こるか。ズバリ、エンジンが破損する恐れがあります。エンジンオイルの役目はいろいろありますが、その中で潤滑という役目があります。潤滑効果が無くなると摩擦熱が生じます。その温度はゴム部品が溶けて、エンジンが変形や破損するほどの温度です。
なのでこれも非常に危険なマークです。
④エンジン警告灯
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続いてはエンジン警告灯です。エンジン警告灯と言うと、すぐ止まらないと壊れそうと思われる人もいると思いますが、実はそんなことはありません。エンジンを効率よく回すために様々なセンサーが情報を拾ってます。しかし、そのセンサーが故障した場合などに出ます。
このマークが出ても動かすことができますが、場合によってはエンジンがかからない場合もあります。なので車屋さんに修理をお願いした方がいいと思います。
⑥⑰水温警告灯
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このマークの青色は見たことがあると思います。これは水温の温度を表すマークです。水温、つまり冷却水はエンジンを冷やす役目があります。しかし、冷却水の漏れや冷却水を再び冷やすファンの故障で高温になった場合に赤色のマークが出ます。これが出たら非常に危険です。上記でも説明しましたがエンジンが高温になりすぎるとエンジンが破損する恐れがあります。冷却水もエンジンを冷やすという重要な役割があるので、もしこのマークが出たらすぐに止まり、車屋さんに修理をお願いしてください。
まとめ
いかがでしょう。もちろん他にも重要なマークがありますが、その中でも特に重要なマークの説明をしました。今まで疑問に思っていたマークや今出てるマークがあるのなら是非参考にしてください。
最後に。本当に危険なマークです。「マークが出たけど後でいいや」と思わず、すぐに車屋さんに修理をお願いしてください。