車 修理 ディーラーと民間

ココ最近の自動車の普及には目まぐるしいものがあります。私は田舎暮らしなので買い物などの移動は車がなければ移動できないので、一家に一台ではなく一人一台という形です。都会の方でも車で移動される方も多いと思います。しかし、車は壊れるものです。どんなにいい車もいつかは壊れます。そんな時に修理をどこに出せばいいのかわからない方もおられると思います。なので今回は車が故障した時の修理をディーラーと民間整備工場のどちらがいいのか。そのメリット、デメリットを説明していきたいと思います。
{ディーラーと民間整備工場の違い}
まず最初にディーラーと民間整備工場の違いについて説明していきたいと思います。
ディーラーとは自動車メーカーと特約店契約をした販売業者のことをいいます。簡単に言うとトヨタの傘下やホンダの傘下等の会社のことです。ここでは新車や中古車の販売はもちろん、メーカー保証のアフターケアや整備などをするところです。
民間整備工場とはディーラーと違ってメーカーと特約しているわけでなく、基本的に個人経営でやっているところが多いです。もちろん、新車や中古車の販売や整備等をするところもあります。
大きな違いはやはりメーカーと特約しているかだと思います。ディーラーだと新車のデモカーも置いてありますし、試乗もスムーズにできます。あとはメーカーに特化しています。
ではそんなディーラーと民間整備工場のメリット、デメリットです。
{ディーラー}
「メリット」
上記でも書きましたが、やはりメーカーに特化しているところです。トヨタならトヨタ車、ホンダならホンダ車とメーカーによっての専門知識を持ち得ています。さらに最近の車はほとんどが電子制御で行っています。そんな車が故障して修理に出す時にメーカー専用の診断機を持っています。最近の車の修理には診断機が必須です。しかし、この診断機は非常に値段が高く、なかなか民間整備工場でもっているところは少ないです。なので民間整備工場からディーラーに外注に出されるケースも少なくありません。これはディーラーの強みだと思います。
あとは修理に使う部品が純正部品であるところです。他のメーカーの部品が悪いわけではないですが、中には純正部品が一番安心という人もおられると思うので、そうなるとディーラーが多く在庫してるのでいいです。
「デメリット」
デメリットは古い車などに対応できないところです。古い車は修理するところが多く、ここが壊れて修理したら今度はここを修理するということが多いです。ですが基本的にディーラーで年齢が上がるにつれて、整備ではなく営業などの役職に行くことが多く若い整備士が多くなります。なので古い車の知識がなく、わからないというケースが少なくありません。
あとは基本的にいじってある車はお断りです。違法改造車は言語道断ですが、合法な範囲(ライトチューンや車高が少し下がっている車)でも断られる場合があります。自社の車でもです。
あとは修理は基本的に部品全部を代えることが多いです。これは時間の関係もありますし、そこまでできる整備士がいないということもありますが、その分だけ部品代は高くなります。
{民間整備工場}
(メリット)
民間整備工場のメリットは基本的にどんな車も受け入れてくれるところです。もちろん会社によって様々ですけど。古い車からスポーツカーなどジャンルは広く、基本的に修理できるところが多いと思います。理由はやはり年齢層です。キャブ車を知る時代の人もいれば、スポーツカーが流行していた時代の人もいます。なので基本的に修理できるらところが多いです。これは民間整備工場の強みです。かといって最新の車の知識がないわけでもなく、修理できる範囲は修理できます。
あとは修理できる整備範囲の広さです。例えばエンジンの故障の原因がエンジン内部にある場合です。この修理をディーラーにお願いすると基本的にエンジン交換になります。しかし、希少なエンジンもあり新品がない場合もあります。しかし民間整備工場ではエンジンオーバーホールと言って、エンジンを分解してまた組み直す修理をするところもあります。これだとエンジンの新品がなくても修理することができます。
(デメリット)
これはディーラーと逆で電子制御系が故障した時の診断機の差です。そんなに新しくない部品でしたら対応出来ると思いますが、ハイブリッドや電気自動車の対応ができないところもあります。これは診断機がなければどうすることもできません。
あとは修理代の差です。これは民間整備工場でも様々ですが、場合によってはディーラーよりも高いケースもあります。逆に安いケースもありますので一概には言えませんが高いケースもあるのでデメリットとして挙げておきます。
{ワンポイントアドバイス}
では実際はディーラーと民間整備工場のどちらに修理をお願いしたら良いのかです。私の考えとして「どちらも甲乙つけれない」というのが実際です。というの車の持ち主によって考え方が違うからです。一番良いのは「買ったところに修理をお願いする」  です。しかし、最近は中古車販売店が増えてきて、車は売るけど整備はしないというところで買う人もおられます。なのでここからがアドバイスです。
まず、最近の車を買った人はディーラーをオススメします。理由はやはり電子制御の修理が強いというところです。そしてメーカー特約の安心感もあります。
続いて古い車やライトチューンなどいじってある車や込み入った修理をお願いする場合は民間整備工場をオススメします。修理の幅や古い車などの知識はディーラー以上のものがあるからです。
値段との相談もあると思うのでその場合はディーラーと民間整備工場で見積もりしてもらうのも良いかと思います。
{まとめ}
いかがでしょうか。ディーラーと民間整備工場の違いは意外と知られていないことが多いと思います。どちらもメリットとデメリットは存在します。なので自分の車に合った整備工場で修理を任せるのが良いでしょう。
そして最後に伝えたいのは行きつけの整備工場を作ることです。これは修理だけでなく、定期点検やオイル交換などでも構いません。もし、走行中に故障して場合なども良心的に対応してもらえるからです。
修理をお願いする際に参考にしていただければ幸いです。